![]() | 怪談百物語(仮) (竹書房文庫) 黒木 あるじ 竹書房 2014-02-28 Amazonで詳しく見る |
放送作家でいらっしゃるとのこと、新味ある業界ネタが目をひく。
「楽屋の壁から無数の腕が」タイトルでネタバレなのが惜しいかも??
「メガネを踏み潰すエリート」こ、怖い!霊よりエリートが怖い!!!
「真実を知る赤いジャケット」後からしんみり身に染みるいい(?)お話。
「夢が砕け散った家」白眉!すさまじく不気味で、じわじわクるいいお話。
「後輩を憎悪していた女」生きていても死んでいても、陰湿な女の妬みは恐ろしい…。
「巨大な魚の腹から……」シュールかつグロいのに、体験者のお人柄のせいか、どこかほのぼのとして素敵。
「霧の中で待つタクシー」読みつつんなことあるわけねー、と思いながらも、自分の身に本当に起きたら心底恐ろしい。
「「有名心霊スポット」でロケをしなくなった理由」場所が特定されていて、脳髄ひんやり。
「身体に呪文を彫られた女性歌手」食い物にされてカアイソーだ…。
「足首をつかまれたアナウンサー」物悲しくて或る意味感動的で、しっとりいいお話。